成長企業の経営戦略

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昨年13,800人超が来場、今年は1,000ブースへ。加工会社が主役のEMIDASものづくり商談会ハノイ 

昨年13,800人超が来場、今年は1,000ブースへ。加工会社が主役のEMIDASものづくり商談会ハノイ 

EMIDASものづくり商談会2026 ハノイ

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チャイナプラスワンを背景に、世界中の製造業から注目を集めるベトナム。現地調達や販路開拓を目的に、多くの企業がベトナム市場へ目を向けている。 

そうした企業同士をつなぐ場として20年以上開催されてきたEMIDASものづくり商談会ハノイ(旧FBCアセアンものづくり商談会)。昨年は353社・500ブースが出展し、3日間で13,800人を超える来場者を記録した。今年はさらに規模を拡大し、1,000ブース、30,000人の来場を見込む。 

加工会社が主役となる独自の商談会として発展を続ける一方、今年は「持続可能なパートナーシップを作ろう」をテーマに掲げ、新たな企画も数多く用意している。 

EMIDASものづくり商談会ハノイは、どのような価値を提供し、どこを目指そうとしているのか。NCネットワークベトナムCEOの大塚哲久氏に話を聞いた。

加工会社が主役だからこそ、本気の商談が生まれる 

EMIDASものづくり商談会ハノイの特徴は、「実際にものづくりを行う工場」が数多く集まることだ。 

一般的な製造業展示会では、大型工作機械や設備メーカーが中心となることが多い。一方、本商談会では、中小製造業や加工会社が数多く出展し、加工技術や対応力を直接アピールできる場となっている。 

だからこそ、来場者も「見学」では終わらない。実際に図面を持参し、「この部品を加工できる企業を探したい」「新たなサプライヤーを見つけたい」と具体的な案件を持って来場する企業も多く、会場では実践的な商談が各所で行われる。 

展示会というよりも、具体的なビジネスにつながる出会いを生み出す「商談のための展示会」。それがEMIDASものづくり商談会ハノイなのである。 

約6割がローカル企業。出会いの価値が変わってきた 

もう一つの大きな特徴が、出展企業の約6割をローカル企業が占めていることだ。 

ベトナムで現地調達を進めたい企業にとって、多くのローカル企業と一度に出会える機会は非常に貴重であり、大塚氏も「これは本商談会ならではの唯一無二の価値」と語る。 

しかし、その価値は近年、大きく変化しているという。以前は調達先として出会うことが目的だったが、現在では販路を広げるパートナー、あるいは新たな事業をともに創る協業先としてローカル企業を見る日本企業が増えている。 

ベトナム企業もまた、欧米企業との取引を通じて経験を積み、海外市場への販路を持つ企業が増えている。一方で、日本企業の品質管理や技術力、ものづくりのノウハウを求める企業も多く、お互いの強みを生かした協業が生まれ始めている。 

調達先を探す展示会から、新しいパートナーと出会う展示会へ――。EMIDASものづくり商談会ハノイは、その役割を少しずつ広げている。 

過去最大規模となった昨年から、さらに拡大する2026年 

本商談会の成長は、数字にも表れている。 

新会場となるVietnam Exposition Center(VEC)へ移転した昨年は、353社・500ブースが出展。出展規模は前年比1.5倍に拡大し、日系企業33%、ベトナム企業60%、その他海外企業7%と、国際色豊かな商談会となった。3日間の来場者数も13,800人を超え、出展・来場ともに過去最高を記録した。 

今年はその規模をさらに拡大し、1,000ブース、30,000人の来場を見込む。単に規模が大きくなるだけではない。昨年の新会場への移転を機に生まれた活気をさらに広げ、加工会社や発注企業、ローカル企業、日系企業、海外企業など、より多様な企業が交わる場へと進化しようとしている。 

今年のテーマは「持続可能なパートナーシップを作ろう」 

今年のEMIDASものづくり商談会ハノイでは、「持続可能なパートナーシップを作ろう」をテーマに掲げる。 

単発の受発注ではなく、企業同士が長期的な信頼関係を築き、ともに成長していく。その考え方を体現するため、今年は商談以外の企画もさらに充実させた。 

会場では、ベトナム電子部品協会によるフェアインフェア形式の展示会をはじめ、第3回ベトナム金型グランプリ決勝大会やコマ大戦を開催予定。ものづくり企業の技術や技能を体感できる企画を通じて、新たな交流やビジネスのきっかけを創出する。 

さらに、業界動向や市場情報を学べるセミナーも数多く実施し、商談だけでなく「知識」と「出会い」の両方を提供する場を目指している。 

今年は出展企業にも新たな動きが見られる。日本の工作機械メーカーや生産財メーカーの出展が増えており、これまで加工会社や部品メーカーを中心としてきた本商談会に、加工現場を支える企業も数多く参加する。工作機械メーカーからも注目される商談会となったことで、会場で生まれる接点や商談の幅はさらに広がろうとしている。 

また、日本企業の出展は前年を大きく上回る見込みで、自治体によるパビリオン出展も増加。それに加えて海外パビリオンも拡大し、日本とベトナムだけでなく、アジア各国の企業が集う国際的なビジネスマッチングの場へと発展を続けている。 

商談会の価値は、会場で名刺を交換することだけではない。新しい技術や市場の動きを知り、人とつながり、将来につながる関係を築くことも、本商談会が提供する大きな価値なのである。 

新たな出会いが、次のものづくりを生み出す 

EMIDASものづくり商談会ハノイは、加工先を探す展示会から、企業同士が長期的な関係を築く場へと進化している。 

加工会社と発注企業、日本企業とローカル企業、さらには工作機械メーカーや業界団体も加わり、一つの会場で新たな出会いが生まれる。 

今年掲げた「持続可能なパートナーシップを作ろう」というテーマは、単発の商談で終わるのではなく、互いの強みを生かしながら、ともに成長できる関係を築いていこうという思いが込められている。 

一方で、海外展示会への出展には、「現地でどのような企業と出会えるのか」「自社の技術にニーズがあるのか」と、最初の一歩を踏み出すことに迷う企業も少なくない。 

そうした企業に向け、NCネットワークでは商談会と連動したベトナム視察ツアーも実施する。EMIDASものづくり商談会ハノイの会場見学に加え、現地の日系企業やローカル企業の工場を訪問し、ベトナム製造業の現状を実際の現場で確かめる3日間だ。 

まずは現地を見て、自社にとってベトナム市場にどのような可能性があるのかを確かめる。そこから次の出展や販路開拓につなげていくことも、一つの選択肢である。 

ベトナム市場で新たなビジネスを切り拓きたい企業にとって、本商談会は調達先を探す場であると同時に、将来をともにするパートナーと出会う場でもある。EMIDASものづくり商談会ハノイは、これからもアジアのものづくりをつなぐハブとして、新たな価値を創出し続けていく。 

■ EMIDASものづくり商談会2026 ハノイ会場 概要 

会期:2026年9月16日(水)~18日(金)9:00~17:00(3日間) 
会場:Vietnam Exposition Center(VEC) 
出展社数:500社1,000ブース(予定) 
来場者数:30,000名(想定) 
主催:NC Network Group 

https://fbcasean.vn/ja

■ベトナム視察ツアー概要 

https://nc-net-pr.net/emidas-vntuor1

【日程】 
2026年9月16日(水)~18日(金) 
【集合】 
ハノイ ノイバイ空港 
14:00予定 
【参加費】 
98,000円(税別) 

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