業界特集
株式会社industria
掲載企業株式会社industria
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主要3品目
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エレメントレスフィルター FILSTAR
超音波スピンドル
精密部品の受託加工技術を生かした自社開発製品
埼玉県入間市に本社を置く株式会社industriaは、一言では言い表すことのできない会社だ。
機械加工、磨き、溶接といった複合加工技術で精密部品の受託加工、さらに分析機器などの装置の設計・製造・組立までを行う機械加工会社という面を持ちながら、「industria」というブランドで自社開発した工作機械周辺機器の開発・製造を行っている。
受託加工では、自動車関係の大きな部品から、フェムト秒レーザ加工によるマイクロ流路デバイスといった微細・精密分野に至るまで多岐に渡る製品を加工している。経験豊富な職人による高い技術力を保持し続ける一方で、5軸加工機とロボットを組み合わせ、自動化にも対応。豊富な検査機器で多様な検査にも対応している。
超音波加工をリーズナブルで手軽に 機械加工に新風を呼ぶ超音波ホルダ
industriaのコア技術の1つは超音波技術だ。2008年に超音波スピンドルを発売した。超音波加工は微細加工に適した加工方法だ。毎秒4万回の振動によって、工具のたわみを抑制。また工具に切粉が絡んでしまうのを防ぎ、常にクリアな状態で加工することが可能なのだ。これによって加工精度の向上、加工負荷の低減が期待できる。シリコンウエハ、サファイア、ジルコニア、ガラス等などの脆性材での割れ・欠け抑制に高効果を発揮するだけでなく、金属一般やCFRP、難削材などでも面品位よく加工できる。その汎用性は非常に高い。超音波加工は半導体分野などですでに長い実績を持つが、これまでは専用機でなくては使用できなかったことから他の加工現場ではまだ浸透していない加工法だ。専用機が高額であるために、過去に導入を断念したという声も多かったという。

そこで同社が開発したのが、手軽に超音波スピンドルを工作機械につけることができる超音波ホルダD2だ。専用機でなくとも取り付けができ、国内外メーカーのさまざまな工作機械に対応。ACT対応で特別な工具も必要とせず、通常のホルダと同様に扱うことができる。ホルダ内部にバッテリー、スイッチなどを全て内蔵しているため、配線工事や発振器設置、制御盤の改造などは必要とせず、極めてローコスト・手軽に超音波加工を行うことができる。
さらに小型化を実現したことにより、エネルギーが小さく発熱を抑えることができる。従来の超音波加工では問題であった熱による影響を抑えることに成功している。超音波接着などでは懸念される共振音もなく、いかなる作業環境でも対応できる。同社の受託加工事業でも微細穴加工、長尺細径穴、マイクロ流路、各種ノズルなどで多くの実績を持っているというのだから、その実績はお墨付きだ。
「超音波加工の汎用性の高さと有用性は、すでに多くの実績があります。ですがこれまでは高額な導入費用がネックとなって導入を諦めていた方、そしてまだ超音波加工を知らないという方に広く知っていただきたい。実際に製品を試して判断してほしいという考えから、デモ機も取り揃えています。ぜひお声がけいただけたら」。
これまで半導体など限定的に使用されてきた超音波加工を、導入ハードルを大幅に引き下げることで一般的な金属加工分野への裾野を大幅に広げることが期待できる。まさに革命的な製品なのだ。


消耗品ゼロ・環境対策とコスト低減を叶えるFILSTAR
FILSTAR(フィルスター)とは、industriaが持つ液体制御技術によって開発された遠心分離式フィルタだ。水溶性クーラントの循環ろ過に利用できる。エレメント(ろ材)を使用しないため、産業廃棄物を低減でき、エレメントの目詰まりによる流量の低下も起こらない。メンテナンスフリーでランニングコストもかからないという画期的なフィルタなのだ。超音波加工によって排出される細かな切粉も効果的にろ過できる。現在の対応サイズは10μm。金属のみならず、樹脂やガラスなどさまざまな素材に対応している。同社では液体分析も可能なため、事前に効果を確認した上で導入することができるのも心強い。従来の設備に追加し、浄化精度を上げることもできるが、要件が満たされるようであればフィルタそのものを同社の設備に取り換えてしまうことも可能だ。
industriaは、受託加工から始まった会社だからこそ、自社開発製品は現場の勘所を掴んでいる。作業環境への配慮や使いやすさのみならず作り出される製品は単なる効率化を超え、切削加工に新たな付加価値を生み出す。


