PVD・DLCコーティング加工の基本|特徴・強みと現場課題の解決策 日本アイ・ティ・エフ株式会社

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製品・技術の特徴

製造現場では「工具や金型の摩耗を抑えたい」「部品の摺動(しゅうどう:すべり動き)性を高めたい」といった課題が常に存在します。これらの悩みを解消する有効な表面処理技術がPVDコーティングとDLCコーティングです。
  

■PVD・DLCコーティングとは?

  • ・PVD(物理蒸着) 
    真空容器内で金属材料を蒸発・イオン化させ、対象物表面に薄い膜を形成する技術です。チタン等の窒化物をコーティングし、硬度や耐熱性を高めます。

  • ・DLC(ダイヤモンドライクカーボン)
    炭素を主成分とし、ダイヤモンドに似た構造を持つ薄膜です。非常に高い硬度と、油がなくてもなめらかに滑る「低摩擦性」を兼ね備えます。

どちらも非常に薄い膜で高い機能性を付与できるのが特徴です。
  


■PVD・DLCコーティングの4つの強み

1,高硬度・耐摩耗性による寿命延長
金属や超硬合金の表面に硬質皮膜を形成し、摩擦や切削による摩耗を削減。工具・金型の交換頻度を減らし、メンテナンスコストを低減します。

2,優れた低摩擦性と耐焼き付き性
摩擦係数が低く、摩擦熱による「焼き付き(金属どうしが固着する現象)」を防止。無潤滑(ドライ環境)や油分を嫌う環境での稼働に優れています。

3,薄膜処理(0.1μm〜)による精密寸法の維持
膜厚が0.1μm(ミクロン:1/1000mm)単位と極めて薄いため、ミクロン単位の精密な加工寸法を維持したまま表面特性のみを向上させます。

4,多彩な意匠性と耐食性の付与
機能性だけでなく美しい金属光沢や色調表現が可能。耐食性(腐食を防ぐ性質)も高く、高級感や耐久性が求められる外装パーツにも重宝されます。
  


■こんなお悩みに対応します

① 工具・金型の摩耗や破損でダウンタイムが多い

【対応策】 高硬度なPVDやDLCの適用により、刃先や型の摩耗を大幅に遅らせます。ツールチェンジの回数が減り、ラインの連続稼働率が向上します。セラミック、鋼、超硬合金など多種多様な素材に対応可能です。

② 油を使えない環境でパーツをスムーズに動かしたい

【対応策】 電子部品製造や医療・食品分野など「油分厳禁」の環境では、低摩擦なDLCコーティングが効果的です。無潤滑でもスムーズに動き、製品への油分付着を防ぎます。

③ 製品の外観質感や耐久性を高めたい

【対応策】 デザイン性と傷つきにくさを両立。化粧品容器や精密機器の外装などで高級感を演出しつつ、日常の擦れ傷から製品を守ります。 


■まとめ

PVD・DLCコーティングは、「高硬度・低摩擦・極薄膜・意匠性」を兼ね備え、工具・金型の長寿命化や部品の機能向上に大きく貢献します。「摩耗トラブルを減らしたい」「寸法精度を保ちつつ耐久性を上げたい」とお考えの際は、用途や素材に合わせた最適な仕様をご検討ください。

なお、DLC、窒化膜の受託コーティングの適用事例や特集事例を約30件程登録しております。
量産部品への処理や金型、切削工具への処理など掲載しておりますので、是非ご覧ください。
事例集:https://nippon-itf.co.jp/case/index.html
メルマガ特集:https://nippon-itf.co.jp/mailmagazine/2026_feature.html

 

製品情報

  • PVD・DLC適用事例(膜厚0.1μ~処理) 

企業情報

社名

日本アイ・ティ・エフ株式会社

エミダスURL
https://www.nc-net.or.jp/company/107757/
主要3品目
  • DLCコーティング

  • セラミックスコーティング

  • PVDコーティング

加工分類
従業員数
178人
住所

京都府 京都市南区 久世殿城町575

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