業界特集
株式会社松電舎
掲載企業株式会社松電舎
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主要3品目
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マイクロススコープ
産業用カメラ
工業用内視鏡
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従業員数
17人
マイクロスコープ、内視鏡を取り入れたいが、あまりに高額で諦めた。通販サイトなどで安価な製品を購入したが、解像度が悪く使い物にならなかった――そんな現場はないだろうか。低価格でありながら、高品質。そしてできるならば、国内メーカが望ましい。そんな現場の声を全て叶える光学機器メーカが、株式会社松電舎だ。
松電舎は「視る」をコンセプトにした光学機器を多く取り揃えており、マイクロスコープや工業用内視鏡、顕微鏡、産業用カメラ、照明やレンズ、さらには治具製作、ソフトウェア開発まで含めて、工場の「視る」をトータルでサポートする体制を整えている。マイクロスコープは大手メーカでは300万円以上するものも珍しくないなか、同社では20万円代からラインナップされており、その価格差は歴然だ。単機能を基本としつつ必要な機能をオプションで追加してくことができる。

現在、松電舎が特に押し出しているのが工業用内視鏡だ。内視鏡と聞くと医療用途などを想像してしまうが、工業用内視鏡は非破壊検査用途で広く使用されている。従来の工業用内視鏡の大きさはφ6mmがスタンダード。φ3.9mmほどでもかなりの細径と言われていた。しかし工業製品の小型化、複雑化が進み、従来の太さでは見ることができない領域、部分が増えていたのだ。これまでは工業用内視鏡では入らない部分については、ファイバースコープと呼ばれるガラスのファイバー越しに内部を見る装置しか存在していなかったという。ガラス製ファイバースコープは解像度が悪く細かな部分を確認することは難しい。さらに非常に脆く壊れやすいため、繊細に扱わなくてはならない。画像を撮影したり、モニタに映し出すことも難しい。

しかし松電舎の新製品超細径工業用内視鏡MIVSシリーズは1.8mm、1.2mm、そして脅威の0.85mmを実現。超極細径でありながら高性能カメラを内蔵しているため、鮮明な映像を見ることができる。φ1.8mm、φ1.2mmでは約30万画素、現在最も細いφ0.85mmでは約16万画素だ。画素数だけを聞くと解像度に不安が出てしまうかもしれないが、現在は撮像素子(イメージセンサ)が進化したことで、30万画素級でも色再現性・解像感が向上している。実際にデモ機を使用した顧客からは、「こんなにキレイに見えるのか!」という感嘆の声が上がるという。
細径ケーブル長は0.5mおよび1mを用意しているが、工業用内視鏡の細径用途では0.5mで十分なケースが多いという。先端可動(アーティキュレーション)タイプはφ1.8mmまで対応しており、より複雑な構造でも確認することができる。先端にはファイバー照明が標準装備されているため、暗い場所でも鮮明に映し出す。ハンディ型で直感的に使用可能。操作には若干のコツや慣れが必要となるが、丁寧にレクチャーしてくれる。本体にmicroSDを挿入して、静止画・動画保存が可能。有線でつなぐことで外部モニタ出力にも対応している。
実際に見たイメージ


コスト面や取り扱いのハードルが下がったことで、これまで工業用内視鏡を使用していなかった顧客や現場などでも導入が広がっているという。これまでマイクロスコープで対応していたが、被写体の微小化・奥行きの増加で内視鏡へ移行している例も多い。半導体関連の新規分野の開拓も進んでいる。製品がより小さく精密になればなるほど、検査機器側の小型化、細径化も進行している。非破壊検査の需要も今後さらに高まっていく見込みだ。これから狙っていきたいのは自動車業界だ。現状では当初の想定よりも活用が進んでいないという。だが自動車は電装化が進み、潜在需要は多いと考えている。
「細径の工業用内視鏡自体の認知度がまだまだ低いことが課題です。極細径・高解像度を実現したことで、工業用内視鏡が活躍できる現場はまだまだたくさん眠っているはず。輸送機のエンジンや噴射ノズルなど、多くの現場で使用されている実績もあります。当社も工業用内視鏡ではなく、ファイバースコープのお問合せを頂くことが多いですが、実際にデモ機を手に取ってもらい、きれいな映像と使いやすさを実感し、工業用内視鏡を選ばれる方はとても多いです」工業用内視鏡を始め、デモ機は無償貸し出しを行っている。ぜひ自分の目で体験してほしいという。
松電舎では、カメラなどのハードウェアだけでなく、汎用に使えるソフトウェアの開発も行っている。顧客からやりたいことの相談を受け、ソフトとハードの組み合わせでシステムを構築してくれるのだ。電動でX・Yステージとカメラ・ソフトを連動し、指定間隔で移動・撮影するシステムを提供するなど、外観検査の自動化にも多くの実績がある。製造現場では適切なスペックを把握することが難しい。製品によって最高精度のものが必要であるとは限らないためだ。同社であれば豊富なオプションから最適なものを組み合わせ、コストとスペックの最適化を目指せることが何よりの強み。より微細化・複雑化する製品の品質保証には、まず「視る」ことが重要。視えるようになるための光学機器が松電舎には揃っている。
