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板金・塗装の一貫体制が強み!橘電装工業が誇る「変動対応力」と「特殊塗装」の技術力

板金・塗装の一貫体制が強み!橘電装工業が誇る「変動対応力」と「特殊塗装」の技術力

橘電装工業株式会社

掲載企業橘電装工業株式会社

従業員数

約200名(グループ全体)

年間売上高
50億円(2024年9月)

製造業において、リードタイム短縮や管理工数削減は共通の課題だ。板金加工と塗装を別々の会社に発注することによる管理の煩雑さや、品質トラブルに頭を悩ませている担当者も多いのではないだろうか。

こうした課題に対し、「板金加工・塗装・アセンブリ」の一社一貫生産体制で応えるのが、和歌山県に拠点を置く橘電装工業株式会社である。

一社完結の強み ―「板金×塗装」の一貫体制が実現する品質向上と工数削減

橘電装工業の最大の強みは、図面受託から板金加工、塗装、そして簡易的な組み付け(アセンブリ)までを一社で完結できる「一貫生産体制」を確立している点にある。窓口を1本に集約することで顧客の発注管理工数を劇的に削減できることはもちろん、この体制は品質面において非常に大きな実質的メリットをもたらしている。

一般的に、板金と塗装を別々の会社で行う分業体制では、会社間を運搬する際の微細な傷や破損リスクが避けられない。しかし、同一社内で一貫生産を行う同社であれば、移動に伴う品質劣化のリスクを最小限に抑え込むことができる。万が一、仕上がりに不具合が生じた場合でも、社内で即座にさかのぼって原因を特定し、速やかな調査・改善報告を顧客へ届けられる体制が整っている。

さらに同社には、単に工程を繋ぐだけでなく、「塗装することを前提とした板金ものづくり」という独自の思想が深く根付いている。例えば制御盤などの筐体製造において、後工程の塗装仕上がりを見据えた上で板金工程の設計を最初から組み立てる。これにより、分業体制であれば必要となるようなパテ埋めや無駄な表面処理の手間を徹底的に省きながら、極めて美しく均一な仕上がりの製品を安定して量産することに成功している。

塗装後の仕上げ工程においても、同社の柔軟な一貫体制は大きな威力を発揮する。各種銘板やマーク・ロゴ等の印字に必要なシルクスクリーン印刷にも対応しており、要望に応じて製版の手配から実際の印刷作業までを一括して引き受ける。インク膜が厚く高い耐久性と鮮やかな発色を誇るシルク印刷は、産業用機器や過酷な環境下で使用される筐体に最適だ。こうした印刷工程においても少量・短納期の発注に柔軟に対応できるため、顧客はわざわざ別の印刷業者へ再手配する手間のストレスから解放される。

加えて、図面に基づく加工だけでなく、簡易的なアセンブリまで社内で対応して顧客の組立・制御ラインへ直接納品できることも強みだ。発注側の物流効率化や社内スペースの有効活用にも大きく貢献しており、単なる加工会社を超えた「ものづくりパートナー」としての役割を果たしている。

過酷な環境に耐える塗装とJWWA認定の重防食塗装の技術

橘電装工業の高度な技術力を最も端的に証明するのが、過酷な環境に対応する「特殊塗装」の領域である。

同社の主力製品である大手電機メーカー向けのエアコン室外機や倉庫用冷凍機の板金部品には、屋外や過酷な環境下で使用されるための極めて高い食耐性が求められる。

さらに水道インフラを陰で支える超高難度の特殊技術「重防食塗装(厚膜塗装)」においても強固な地位を築いている。これは上下水道用の鋳物水道管や消火栓など、極めて高い耐久性と安全性が義務付けられる製品に施される、日本水道協会(JWWA)認定の塗装である。

この塗装は極めて膜厚が厚いため、専用の特殊設備を導入して対応している。品質維持への要求水準は凄まじく、出荷にあたっては週に2回、ピンホール検査や膜厚検査といった水道協会による厳格な立ち会い検査をクリアしなければならない。もしここで不具合品が混入すれば、出荷自体がストップしてインフラ供給に甚大な影響を及ぼすため、同社では社内における事前検査を何よりも厳格に徹底している。

多くの競合他社が撤退していく中、橘電装工業は徹底した品質管理と執念とも言える「我慢比べ」を制してきた。現在では、国内でも極めて希少な重防食塗装の対応可能企業としての地位を確立し、水道管のみならず屋外消火栓などの関連製品へも受注を拡大している。

圧倒的な変動対応力 ―「瞬発力」と「複数の塗装工場」で急な増産を乗り切る

製造業を営む企業にとって、市場の急激な需要の波にどう追従するかは非常に難しいテーマだ。しかし、橘電装工業は「負荷変動に対する強さと、立ち上がりの瞬発力」を自社の強力な武器として磨き上げてきた。

その代表的な実績が、アミューズメント機器(アーケードゲーム機)の筐体生産である。アミューズメント業界はヒットの有無によって需要の波が極めて激しく、極端なケースでは「0か100か」というほど急激な増減が発生する。同社は、急な短納期対応や爆発的な増産要求に対しても、これまでに蓄積したノウハウや強固な外注ネットワークを機動的に活用し、通常の倍近い生産能力を短期間で構築して応え続けてきた実績を持つ。

この圧倒的な変動対応力をフィジカルに支えているのが、和歌山県内に展開する複数の生産拠点である。同社は塗装対応が可能な自社工場を3つ保有しており、これらをシームレスに連携させている。特定の工場に負荷が集中した場合でも、即座に別の工場へ負荷を分散・融通し合える体制が常に機能しているため、納期遅れを一切発生させない。

また、この柔軟な体制を支える組織の「瞬発力」も見逃せない。

同社では、一本化した共通の営業窓口を設けている。顧客からの急な相談や仕様変更に対しても、営業がハブとなり、現場の実働部隊とダイレクトに連携してその場でスピーディな意思決定を下す。月2回開催される工場営業会議による密な情報共有や、上層部による迅速な決済スピードが、この驚異的な立ち上がりの早さを実現している。

金型内製化のスタートと「百年企業」への展望

歴史と実績に甘んじることなく、橘電装工業は未来を見据えてさらなる進化を続けている。

現在、同社が力を入れて立ち上げを進めているのが、「金型の自社内製化事業」である。これまでは顧客から金型を借り受けてプレス加工を行うのが主流であったが、今後は金型設計から自社で内製化することにより、開発リードタイムの劇的な短縮と、板金・塗装と並ぶさらなる一貫生産の強化を狙う。

また、積極的な市場開拓や地域社会に向けた情報発信にも意欲的に取り組んでいる。新たな顧客開拓の手段としてインテックス大阪で開催される「機械要素技術展」へ出展し、自社が誇る一貫生産の技術力や特殊塗装の強みを広くアピール。同時に、地元における企業の認知度向上や将来のリクルート施策の一環として「和歌山ものづくり文化祭」にも参加し、体験型ワークショップを展開するなど、地域や未来の担い手との接点づくりにも力を注いでいる。

持続可能なものづくり組織の構築という点においても、同社の取り組みは先進的だ。10年以上にわたり約50名規模の外国人技能実習生を受け入れてきた同社では、敷地内や近郊に快適な研修寮を自社整備するなど、受け入れ環境を徹底して整えてきた。国籍を問わず仕事に集中できるよう個々の希望や生活に寄り添いつつも、お互いに過度に関与しすぎない「心地よい距離感」を維持している。この姿勢が実習生の間で口コミとなり、資格取得後の継続勤務や親族を紹介しての転職希望者が後を絶たないなど、業界内でも驚異的な定着率を誇っている。

「まずは近畿圏内で広く名前を知ってもらい、大手の顧客に認められる存在になりたい。和歌山で一番のものづくり企業を目指し、次の世代にしっかりとバトンを繋ぎながら、通過点としての『百年企業』を目指していく」と語る。

70年以上の経験と確固たる一貫生産力を土台に、新たな技術や未知の業界へも果敢に投資・挑戦し続ける橘電装工業。板金塗装のコストや納期、難易度の高い特殊塗装、急な負荷変動でお困りの企業にとって、これほど信頼できる心強いものづくりパートナーはいない。

掲載会社情報

橘電装工業株式会社

橘電装工業株式会社

所在地
〒641-0003 和歌山県和歌山市坂田183−4
TEL
073-473-3330
FAX
073-473-8201

製品情報

  • エポキシ樹脂粉体塗装|厚膜300μm以上・重防食塗装・JWWA規格対応【塗装】

  • 金属溶射(メタリコン)|防食用途・鋼構造物対応【溶射】

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