
製品・技術の特徴
碌々スマートテクノロジー株式会社は、1903年創業以来、小さな依頼から研究開発が始まるという姿勢を貫いてきました。プリント基板加工から微細加工機の開発まで、文明の進化とともに常に更新を続け、「いつまでも古くて新しい碌々産業(現碌々スマートテクノロジー)」でありたいという思いを胸に、高精度加工に挑みつづけています。たとえマーケットは小さくとも、お客様の問題解決に全力を尽くして取り組む、それが私どもに流れるいわば『碌々魂』です。
昨今、高付加価値素材の活用が進む最先端分野において、微細・高精度な加工技術の重要性はますます高まっています。EV、半導体、光学デバイス、ウェアラブル機器などの分野では、部品の小型化や複雑化が進み、それに応じた精密加工技術が求められています。こうした市場のニーズに対し、碌々スマートテクノロジーが開発した「AndroidⅡ」は、革新的なソリューションを提供しています。
AndroidⅡは以下のような特徴を備えており、高付加価値素材の加工において真価を発揮します。
・動的振れ1μm以下の高精度主軸:
微細加工において安定した加工精度と工具寿命の延長を実現します。
・高剛性・静音構造:
本体構造には高剛性・静音設計が採用されており、加工品質の安定化と快適な作業環境を両立します。
・Active H.I.S.(Heat Isolation System):
主軸冷却用のオイルを制御することにより、熱による主軸膨張を抑制します。また、構造材と冷却ラインを分離する二重ジャケット構造で、加工精度に影響を与える熱伝導を遮断します。
・温度変化に配慮した構造設計:
機械本体は熱の影響を受けにくい材料選定や構造配置がなされており、長時間の加工においても寸法精度の安定性を確保します。
・加工品質と歩留まり向上につながる制御性能:
加工ノウハウとCAMなどの支援システムを組み合わせることで、精度の安定と量産時の歩留まり向上に貢献します。
これらの技術により、AndroidⅡは従来困難とされてきた脆性材や高硬度材への直彫り加工も可能とし、
安定した高精度加工を実現しています。
実際の加工事例として、以下のような成果があります。
・Ra0.003μmの鏡面加工(プラスチック射出成形用金型)
・φ0.023mmの極小径穴加工(プローブカード用セラミック)
・時計針「ルイ針」の精密加工(STAVAX/52HRC)
・化粧品コンパクトの意匠加工(ジルコニア)
これらの加工は、「四位一体+One」の思想と連動したシステムによって実現されています。
加工機、工具、CAM、設置環境、そしてオペレータの知見。それぞれの要素が連携することで、AndroidⅡの真価が発揮されるのです。
企業情報
社名
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碌々スマートテクノロジー株式会社 |
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エミダスURL
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https://ja.nc-net.or.jp/company/87204/product/detail_machine/20036/ |
主要3品目
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加工分類
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従業員数
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180人 |
住所
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静岡県 焼津市 相川2575 |