業界特集
リカザイ株式会社
掲載企業リカザイ株式会社
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主要3品目
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シムスペーサー・板厚測定器等の各種基準版(特殊板厚公差)
各分野毎の素材(金属箔・合金箔)
極薄金属箔の製造技術に高い評価
「チームリカザイ」で素材入手から二次加工まで一貫対応
リカザイ株式会社は、神奈川県川崎市に本社を置く金属箔の圧延加工会社だ。金属箔の中でも「最も薄い領域」において、リカザイの技術力は高い評価を得ている。素材によるが、1ミクロンという極薄金属箔を酸化させずに加工できる。金属は熱を持つことで酸化し、変質してしまう。そこで同社では常温で圧延加工し、さらに真空中で熱処理することで、工程中で一切酸化させない仕組みを作り上げている。薄く加工するためには、金属材料そのものが高品質でなくてはならない。またミクロン単位の薄い金属箔にキズを付けたり、シワにならないように扱うことができる精密二次加工には高い金属加工技術が必要だ。顧客要求を叶える極薄金属箔を届けるために、「チームリカザイ」と名付けた協力会社のネットワークを構築していることも同社の強みなのだ。

純マグネシウム、ニオブチタン、チタンニッケル合金の金属箔やロウ材製造
「リカザイにしかできない」技術で世界中から選ばれる企業へ
代表取締役社長の有賀成一氏が「特注対応に生きがいを持っている」と言うほど、同社に寄せられるのは難度が高い依頼だ。薄さもさることながら、さまざまな金属や合金の圧延加工が業界や業種を問わず寄せられる。最先端の技術開発に用いられていることが多いため、最終製品が何になるのか、どういった用途で使用されるのかも分からないものも多いという。
「リカザイさん、純マグネシウムを薄くするなんて普通ありえないんですよ」大学教授でさえ、同社の技術力に舌を巻く。リカザイの技術によって2ミクロンの薄さを実現した純マグネシウム箔は、日本を代表する先端分野の研究にも利用されている。薄さだけでなく、品質の高さが評価されて同社が選定されたという。東京科学大学や北海道大学から技術支援を受けるだけでなく、なぜリカザイではそうした加工が可能なのか、大学が研究・分析することで、技術の科学的裏付けを取る仕組みがリカザイにはある。それだけ同社の金属箔加工技術は突出している証拠でもある。
マグネシウムだけでなく、同社ではさまざまな金属を金属箔に加工している。低温下では電気抵抗がない超電導特性を持つニオブチタン箔は量子コンピュータの配線に用いられる。線ではつなぐ必要があるが、箔であればそのまま回路を作り上げることができるという。国内だけでなく、海外からも依頼が飛び込んでくる。チタンニッケルという形状記憶合金は薄くしていく過程で素材が変質してしまうことがあるが、これもリカザイの技術力で金属箔を実現した。こうした困難な依頼を1つ1つ応えていく姿勢こそが、リカザイへの信頼につながっているのだ。

ここ数年のトレンドとしては、ロウ材が挙げられる。貴金属類・レアアースの高騰や調達リスク回避のため、代替金属を求める動きが加速しているという。同社が製造する金属箔は、ロウ材として形に残らないものにも使用されているのだ。今後は、これまで金属箔が使われていなかった分野にも金属箔が使用されていく可能性がある。ニッチな用途ではあるが、「リカザイにしかできない金属箔」の領域をさらに広げていきたい考えだ。
100年企業を目指し、デジタル・AI化で業務・工程改善
リカザイの金属箔は、職人による高度な技術力を要するため、大量生産は難しく、少量多品種生産が主となっている。直近の次世代電池などの開発が多い時期では、少量ずつさまざまな種類の金属を加工してほしいという依頼が舞い込む。新たな合金を開発した企業から用途開発のために薄く加工してほしいという要望も多い。何百種類もの案件を扱っているため、工程改善や効率化が必須だ。同じものを再び加工することがなくとも、同社に蓄積された金属に関する知見やノウハウが正しく継承され、近似のデータを引き出せるような体制を構築していくことが必要なのだ。
2025年9月に代表取締役社長に就任した有賀氏は、現在を2030年に向けた「種まきの時期」と捉え、DX化を推進している。社内システムのデータベースから生成AIを活用し、営業・管理などの作業簡略化の他、製造面では匠の職人領域を数値化できるかに挑戦し始めている。最終工程は職人の手で仕上げをしたとしても、前工程をフィジカルAI等で自動化するハイブリット方式をめざしている。弱みとされる生産量を改善することができ、より幅広く研究開発領域に注力することができるようになる。
ドイツなど海外で認知度を高めるためには、技術的な安心感と品質への評価が高い「日本企業」であることをアピールすることも大切だ。そこで同社は学生の協力を借り、企業キャラクターを作成してアニメーションを製作。YouTube動画も作成し、より多くの人へアピールしていく方法も模索している。

「リカザイの強みは『経験を活かした技術力』『作業効率をサポートするデジタル力』『大学の技術サポートによる開発力』『協力会社と連携したネットワーク力』にあります。AIをより活用し強みをさらに強く、弱みを強みへ変換し、お客様に頼りにされ創業者精神の『国益となる』事業として頑張っていきたいですね」」グローバルニッチトップで100年続く企業を目指し、リカザイは自社の強みをさらに高めていく。
製品情報
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リカザイの職人技:匠の圧延技能を数値化する「数値化プロジェクトstepゼロ」をスタートさせます(2026.4.14)
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当社キャラクター「リカ・スプール」が金属箔を使った折り紙(折り箔)でドラゴンを作りました
