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AIが生産計画を自動立案 誰でも簡単に使えるDXサービス「最適ワークス」 

AIが生産計画を自動立案 誰でも簡単に使えるDXサービス「最適ワークス」 

株式会社スカイディスク

掲載企業株式会社スカイディスク

主要3品目
  • 最適ワークス

従業員数

41人

生産計画に特化した中小製造業向けDXサービ

 株式会社スカイディスクは福岡県福岡市に本社を置き、AIを利用したDX支援を行っている会社だ。製造業にフォーカスし、多くのメーカーや工場の支援を行っている。現在同社が力を入れているのが、「最適ワークス」という生産計画DXサービスだ。2022年4月リリース以降、すでに150社以上の企業が導入し、今まさにユーザーを増やしている注目のサービスである。ユーザーには金属加工やプラスチック成形メーカーなど自動車産業のTier3層が多いという。こうしたサプライヤ企業は多角化や多品種少量生産を行っていることが多く、取り扱い品目が多くなりがちだ。品目が増えれば増えるほど、生産計画の立案は煩雑で困難になる。結果としてベテラン社員など特定の従業員の負担が大きくなり、作業が属人化してしまうという課題にマッチしていることから、同サービスが選ばれているのだ。 

 「最適ワークス」は生産計画に特化し、受注に対して納期を優先しながら、製造リードタイムが短くなるような最適な生産計画をAIが自動立案してくれる。特急対応、トラブル対応などのリスケジュールにもすぐ対応できる。営業部員に対して瞬時に納期回答を出せることで、機会損失を最小限にすることができる。機能がシンプルだからこそ、誰でも使いやすく、会社や工場ごとの業務のやり方にもフレキシブルに対応できるのだ。 

生産計画だけでなく売上増や不良率改善効果も 

 実際の導入事例では、これまでベテラン社員が残業で3時間かかっていた生産計画立案作業を1分に短縮できたという。さらにある企業では、生産計画をこれまでの経験や勘に頼った立案はなく、データに沿って立案したことで不良率を1年間ゼロに抑えることに成功。多角化により受注量が増えたことで年間売上が25%増加しただけでなく、この原材料費高騰の状況にあって原材料費を2%下げることに成功したというから驚きだ。さらにベテラン社員に時間的余裕が生まれたことで、現場改善にシフトできた。執行役員兼DX事業部長 南部 洋志氏は「当社の最適ワークスは計画立案に特化していますが、結果として生産前後のプロセスの改善につながった例も多く見てきています。生産計画業務に使っていた時間を改善や社員のスキル向上に当てることができれば、会社全体をトランスフォームすることができると考えています」と語る。 

スモールスタートで導入しやすく、低コストで運用が可能 

 「最適ワークス」の魅力は、中小製造業でも導入しやすい点にある。クラウド型のSaaSであるため、ほとんどの企業でカスタムを必要とせずそのままサービスを利用でき、イニシャルコストもランニングコストも抑えることができるのだ。大企業などが利用している大がかりなシステムは、本格稼働までに数年かかってしまうことも少なくない。だが同社のサービスは2か月ほどで運用が開始できる。最初から全て完璧にしようとするのではなく、スモールスタートで開始して、徐々に精度を上げていくのだ。スカイディスクのスタッフは、密にコミュニケーションを取りながら顧客ごとの工程、そして中長期的な目標までをも理解する。初めてAIやDXを取り入れる工場でも、不安に寄り添いながらうまく運用できるよう導入をサポートする体制が充実しており、高く評価されている。また、立案された計画に対して工程単位で実績時間を取得する機能も備えているため、予実比較して製造現場のカイゼンに役立てていくことも可能だ。今後ニーズに応じて様々なサービスを展開していく可能性はあるが、今現在、敢えて生産計画に特化しているのは、同社がこれまでDX支援を行ってきた中で、生産計画の課題に対して本当に解決できているサービスがないという気付きからだ。そしていま、「最適ワークス」がその課題に向き合えているという手応えを感じている。「ものづくりをよりクリエイティブにしたい。テクノロジーを活用して、日本の製造業のプレゼンスをより世界で高めたい」スカイディスクは、そんな使命を掲げ、製造業のDX推進に取り組んでいる。  

執行役員兼DX事業部長 南部 洋志氏

製品情報

  • 生産スケジューラの常識を変える!最適ワークス

  • AIが複雑な生産計画を1分で自動立案/最適ワークス

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