
業界特集

株式会社ゴードーソリューション
掲載企業株式会社ゴードーソリューション
-
主要3品目
-
CAD/CAM
NCプログラム通信
製造工場向けIoTシステム
-
従業員数
30人
NC工作機械のデータ通信技術から生まれたIoTシステム
既存のデータ通信システムを利用してモニタリングを
株式会社ゴードーソリューションには、生産現場のNC工作機械のデータ通信に向き合ってきた40年以上の積み重ねがある。IoTという言葉が生まれる前、LANのネットワーク環境が製造現場でも普及し始めた時代から同社は現場の声を聞き、現場に寄り添ってきた。2015年から販売している製造業向けIoTシステム「Nazca Neo Linka(ナスカ・ネオ・リンカ)」は、同社のデータ通信技術と現場の要望から開発された。「お客様からの意見を直接聞きやすい環境が当社にはあります。現場からお困りごとを聞き、生まれた商品も数多くあり、一緒に作り上げてきたという愛着をお客様に持っていただけています」と遠山氏は話す。
Nazca Neo Linkaは、さまざまなメーカー・年式の工作機械と接続できることが魅力だ。信号灯やセンサ、センシング機器など豊富なインターフェースから情報を収集するため、生産設備だけでなく人や指示書など複合的に工場の見える化が実現する。現状の設備を生かすことができるため、導入のハードルも抑えられている。さらに基本プランで全ての情報を見ることができ、低コストで現場のIT化に貢献する。顧客ごとにカスタマイズも可能なだけでなく、工作機械メーカーともタイアップしており、他社のソリューションにも柔軟に対応できる。導入実績は100社を超え、工場単位で導入しているメーカーも多い。すでに使用されている既存のシステムでは賄えない部分をフォローできるのが強みだ。
現場の見える化を実現し、データで勝てる製造業を目指す
現場に寄り添い続けてきたからこそ、分かることもある。企業はIT化を進めているが、現場にはIT人材がいないということは珍しくない。だからこそ同社は、顧客ごとにデータを用いた効果が実感しやすい領域、ボトルネックを見極め、成功体験を積んでいくことでデータ活用を推進していく。目指すのは現場のノウハウだけではなく、データで勝つことができる製造業だ。導入した企業の中には、これまで1日に2時間残業して取りまとめていた日報作成・集計業務を大幅削減に成功。稼働状況のモニタリングも含めてオペレータの負担が激減し、より付加価値の高い業務に集中できるようになった。遠山氏は「過去のデータを振り返ることに労力を使ってほしくないと思っています。データで現状を正しく把握し、未来に投資してほしい」と話す。
工場の見える化システムは、現在、顧客ごとのカスタマイズをしなくてもほぼ全ての現場にフィットするほど洗練され、安定しているフェーズに入った。IoTとは何かを説明しなくてはならなかった時期から、コロナ禍を経て工場側から具体的に何をどうしたいのかという要望が聞こえるようになった。これからはデータの取得が全ての工場で当たり前の時代になる。「他社との連携も含め、より現場が良くなるようなソリューションを強化していきますので、ご期待ください。」現場の声が、ナスカをより高みへと引き上げる。
製品情報
-
加工現場向けデータ管理ソフト「NAZCA5 EDM Lite」
-
「ナスカ」と言ったらゴードーソリューション!全製品を一覧で掲載した製品ラインナップを公開|NAZCA5/Nazca Neo/ナスカ・プロ