製品・技術の特徴
<具体的な活用ポイント>
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プログラムエラーや刃物の状態確認
加工途中で機械や刃物の状態を定期的に確認することで、プログラムエラーや刃物の折れなどを早期に発見し、無駄な作業や材料の浪費を防ぐことができます。 -
機上での簡易チェック
加工中にワークを機械から取り外さずにそのままの状態でチェックできることで、作業時間の短縮が可能になります。これにより、加工途中の確認がよりスムーズになり、納期の短縮や作業効率の向上が見込まれます。 -
技術ノウハウの蓄積
作業の進行状況を写真や動画で記録することで、社内の加工技術ノウハウの蓄積ができます。加工の改善点やベストプラクティスを見つけやすくし、次の作業の参考とすることで、技術力の向上に繋がります。 -
トレーサビリティの確保
製品の製造過程を撮影し、お客様への報告資料として活用することで、製品のトレーサビリティを確保できます。製造工程の透明性を高め、品質管理への信頼性も強化できるため、お客様からの信頼向上にも貢献します。
<技術背景>
切削加工中の状態確認のためのワーク取り外しや移動が時間ロス・加工誤差を引き起こすこれまで、加工途中の対象物(ワーク)を撮影する際はその都度製品をマシニングセンタの中から取り出し、検査室などに運ぶ工程がありました。通常はワークに異常がなければ機械の内に戻し、見つかれば検査をするといった手順で撮影が行われ、マシニングセンタの中を撮影・確認する手段はありませんでした。取り外しと撮影の工程には数時間かかり、作業時の大きな手間となっていました。
<AMATERASUが解決する主な課題>
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遠隔からの簡易チェック
AMATERASUはスピンドルに装着し、刃具と同じ目線からワークの状態を遠隔で撮影可能です。スピンドル軸とカメラ光軸が同軸線上に設定されているため、正確な視点で容易に状態把握ができます。また、WiFi経由でデータが送信されるため、マシニングセンタの外からリアルタイムで確認でき、作業効率が向上します。 -
ワーク取り外し不要の遠隔撮影
スピンドルの位置を指令することで、カメラが自動的に移動し、必要な箇所を瞬時に撮影します。これにより、ワークを取り外す必要がなく、作業者の手による取り外し時のブレやエラーを回避できます。撮影にかかる工数も従来の8時間から2時間程度へと大幅に短縮されます。 -
既存操作手順で簡単に撮影可能
AMATERASUはNCプログラムを使って操作できるため、新たな技術習得の必要がなく、従来の操作手順で簡単に写真撮影やデータ保存が可能です。さらに、専用アプリをタブレットにインストールすることで、スマートフォン感覚で画像を確認・保存できるため、利便性が向上します。 -
トレーサビリティの確保
AMATERASUを用いれば、ワークの加工途中の状態を記録し続けることができるため、製造中の異常やトラブルの発生時に途中経過を遡って確認ができます。これにより、製品の開発プロセスや量産の安定化が図られ、トレーサビリティの向上にも寄与します。
■導入方法・使い方
導入に必要な環境
・立形3軸/5軸のマシニングセンターでご利用できます。
・6Φシャフトが咥えられるホルダーに対応可能。
企業情報
社名
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株式会社 入曽精密 |
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エミダスURL
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https://ja.nc-net.or.jp/company/63700/product/detail/96682/ |
主要3品目
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加工分類
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従業員数
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16人 |
住所
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埼玉県 入間市 狭山台4-6-7(武蔵工業団地) |