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社名変更で検索ヒット数が UP!プラスチック加工の高付加価値分野に特化

社名変更で検索ヒット数が UP!プラスチック加工の高付加価値分野に特化

プラスチック加工興和株式会社(静岡県静岡市)

掲載企業プラスチック加工興和株式会社

主要3品目
  • あらゆる産業用機械のプラスチック部品

  • 省力化製品

  • プラスチック製組立

従業員数

105人

年間売上高
12.5億円

 プラスチック加工興和株式会社。明瞭な社名だ。何をしている会社なのか、一目で分かる。現代では加工先をインターネットで検索する人が増え、WEB からの問い合わせも多い。検索対策のために社名を変更したわけではないが、結果として同社が躍進するきっかけとなった。代表取締役の土屋和彦氏はこう話す。「2012 年に社名を興和テクニカル株式会社からプラスチック加工興和株式会社に変更しました。これで方向性が明確になりました。検索によるお問合せが増え、今でも月に 1 社は新規顧客を獲得しています」。同社が自社で多彩な設備を備え、材料の在庫も充実していることが口コミで広がったことで、半導体メーカーからの引き合いが増加。現在では売上の 6~7 割は半導体関係と、大きな柱となっている。

第一工場

 同社の強みは、汎用プラスチックではなくエンジニアリングプラスチック、さらにスーパーエンジニアリングプラスチックといった高機能、高性能で高価なプラスチックの加工に特化していることだ。複雑な形状、精度の厳しい機能性部品を得意とし、プラスチック加工における高付加価値分野に注力している。切削加工だけでなく、接着や組立も自社で行っている。さらに顧客要求に応えるべく3次元測定器や画像測定器、マイクロスコープなどは常に最新のものを取り揃える。

スーパーエンプラの精密切削を得意とする

 プラスチックの切削には製品に合わせて自社で開発・加工研磨した工具を使用する。プラスチックの切粉が詰まってしまうことを防ぐため、溝を深くしたり、特殊な形状に合わせて自社で工具を製作したりすることで切削スピード向上と加工困難な形状を切削可能にした。プラスチックは材料によって特性が全く異なるため、材料選定も重要だ。「専門知識を持った営業がお客様をサポートします。プラスチックのウィークポイントをどうやって利点に変えていくかが我が社のノウハウです」と土屋氏。顧客からは材料指定の図面が多いが、種類によって樹脂グレードは市販されていないこともある。用途を聞き取り、同社から提案を行って材料を変更することもある。機械加工とプラスチックの専門集団なのだ。

代表取締役 土屋 和彦 氏

製品情報

  • 樹脂ソケット溶着 材質:PVDF

  • ケミカルウッドによる真空成型の型作り 

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